こだわり
こだわり
オタマジャクシ・カエルやヤモリ、イモリ。
自然の生き物の力を借りて、お米作りを行っています。
ある年には鯉を田んぼに放つ、鯉農法に挑戦。
鯉が田んぼの中を泳ぎ回ることで、泥がかき回されて雑草の生育と発芽を抑制。その年は除草剤いらずでした。
田んぼの自然を守るヒーローたちに、毎年頭が上がりません。
山から流れる川の冷たい水(雪解け水)を使用。
田中ファームが栽培・販売しているコシヒカリが冷めてもおいしいのは、寒いところでじっくりと作られたからです。
うま味がギュッと凝縮され、大粒で歯ごたえもしっかり。
神鍋高原の自然で育てられたコシヒカリは、当農園自慢の作物です。
米作りにおいて何よりも大切なのが、「水」です。
通常5月ごろまでは、神鍋高原の山々に雪が残っており、その溶けた雪解け水を使用し、栽培しています。コシヒカリは高温障害(稲の吸水が蒸散に追いつかず、しおれて枯れてしまうこと)に弱い品種です。とくに夏場は気温が35度以上になる日があり、水がお湯のように熱くなってしまうことも。
そのため、水温の管理は徹底し、とくに穂が出る前後は厳しく管理をしています。
スマート農業も今後導入予定です。
クボタの「farmo水位センサー連携」システムを活用し、水の管理の補助・業務の効率化を目標としています。
醗酵した鶏ふん、お米から採れた米ぬか・もみ殻を肥料にし、栽培しています。化学肥料については必要に応じて使用しますが、多用はしません。
生き物が残したものを主に活用することで、ゴミの発生を防ぎ、自然環境も保護することができるのです。
より甘くておいしいお米を届けるために、農薬の使用は控えています。
薬品は作物に悪影響を及ぼす害虫を減らすにあたり、即効性がありとても簡単です。しかし、田んぼに住む生き物たちはもちろん、お世話をする私たち米農家の健康にも影響を及ぼしかねません。
人体にも作物にも、悪影響をできる限り減らし、お米作りに取り組みます。
ほかの品種は一切混ぜない、100%のコシヒカリを販売しています。
ブレンド米ではなく、みなさまには純度100%のコシヒカリを食べていただきたいのです。
田中ファームは山間部に位置するため、日の当たり方・日照時間は大きく左右されます。日当たりが悪いところでは土がパサパサで砂っぽくなってしまい、収穫量が下がってしまうのです。そこで、砂っぽい地質の田にはもみ殻を多く入れたり、牛ふんを入れることで、地質向上を狙います。